名古屋大学 理学研究科

物性理論研究室 量子輸送理論グループ(S研 Stグループ)

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NEWS

大学院生募集

Stグループでは大学院生を募集しています。

・  自己推薦入試の出願期間は6月22日(月)〜6月26日(金)、試験は7月18日(土)〜7月19日(日)です。

・  一般選抜入試の出願期間は7月27日(月)〜7月29日(水)、試験は8月20日(木)〜8月22日(土)です。

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セミナー情報

「スピン軌道相互作用を介した力学的スピン流生成の微視的理論」


船戸匠 氏


12月22日(火)14時00分より Zoomで


「磁性トポロジカル絶縁体表面におけるスピントロニクス現象の微視的理論」


今井悠介 氏


12月22日(火)10時30分より Zoomで


「Flat bands and topological phases」


初貝 安弘 先生 (筑波大学 数理物質系物理学域)


12月15日(火)14時00分より Zoomで

概要


特異なエネルギー分散である平坦バンドは,グラフェンなどで実現する線形分散のディラック分散の対極にあり,理論的にもその研究の歴史は長い。 我々は2011年にカゴメ格子での多量体化(今日の言い方では高次トポロジカル相)を特徴付けるベリー位相に関する研究の副産物として平坦バンド系に興味を持ち,シリセンの電子構造に応用するなど,(自称)「平坦バンドの分子軌道表現の理論」と称して研究を進めてきた[1,2]。この立場では分子軌道の遍歴性に対して構成する原子数が過剰な場合には,自由度が余りその分だけ平坦バンドが生じることになる。 関連して,昨年いくつかの進展があり[3,4],特に第一原理計算の結果に触発されCOF/MOF(Covalent/Metal organic frameworks)等と称される系における平坦バンドに関して,ある種の一般論を議論した。具体的にはトリプチセン分子がつくるCOFに関して高次トポロジカル相と対応する局在状態であるコーナー状態の存在の可能性を指摘した[5]。この系のコーナー状態はバルクの量子化ベリー位相(Z3ベリー位相)に対応する局在状態であり,トポロジカル相で広く用いられる「バルクエッジ対応」の適用例の一つである。 講演では我々の立場からみた平坦バンドの起源を説明した後COF/MOF系への展開について紹介する。

[1] Y. Hatsugai and I. Maruyama, EPL 95,20003 (2011) 
[2] Y. Hatsugai K. Shiraishi and H. Aoki, New J. Phys. 17 025009 (2015) 
[3] T. Mizoguchi and Y. Hatsugai,EPL 127, 47001 (2019)  
[4] T. Mizoguchi and Y. Hatsugai, Phys. Rev. B 101, 235125 (2020) 
[5] T. Mizoguchi M. Maruyama, S. Okada and Y. Hatsugai, Phys. Rev. Materials 3, 114201 (2019)

「カイラル磁性金属における磁気ヘッジホッグ格子の安定性とトポロジカル転移」


奥村 駿 氏 (東京大学 工学研究科)


6月19日(金)10時30分より Zoomで


「ノーダルトポロジカル物質における多極子由来のトポロジカル輸送現象」


松下 太樹 氏 (阪大基礎工)


6月25日(木)10時30分より Zoomで 

連絡先

〒464-8602 愛知県名古屋市千種区不老町

名古屋大学東山キャンパス 理学館417号室

kohno[at]st.phys.nagoya-u.ac.jp (河野 浩)