#author("2020-12-21T12:37:43+00:00","default:hoge","hoge")
#author("2020-12-21T12:38:26+00:00","default:hoge","hoge")
[[wien2wannier:https://wien2wannier.github.io/]]~
[[コンピュータ関係の雑多な記録:http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~koudai.sugimoto/dokuwiki/doku.php?id=wien2k:wien2wannier:%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88]]

user guide があまり丁寧ではなく,スピン軌道結合(SOC)がある場合の説明が正しくないように見えるのでメモ.ただし,バージョンによって仕様がかなり異なるようである.ここではv.2.0.0を扱っている.また,常磁性の場合のみを取り上げる.フィッティングするバンドは,スピン自由度を含めて2N枚.

***準備 [#q86fafb4]
-write_inwfの最初の行を #!/usr/bin/env python2.7 としておく.
-ulimit -s unlimited
--w2wの計算の最後でスタックサイズが巨大になるので,unlimitedにしておかないとsegmentation faultすることがある.~/.bashrcに書いておくのが良いだろう.
-並列化するなら.machinesファイルを用意しておく.以下,並列化を仮定(オプション-p).
-$WIENROOT/SRC_templates/case.win内の変数hr_plotをwrite_hrと書き換えておく(最新版のwannier90の仕様に合わせる).


***実行 [#x852fbb0]
+prepare_w2wdir WORK で作業ディレクトリWORKをつくる.
+cd WORK
+init_w2w -so
++基底軌道は2N個指定することになる.スピン↑と↓で同じ軌道を採るのが自然であろう.1:s;s 2:p;p ... など.
+&ref(w2wso.sh);を実行する.2行目のcaseは適切に変更する.
+mpirun wannier90 WORK
+mpirun wannier90.x WORK




なお,計算で最も重要なパラメーターはk点の数である.
これを大きくすると急速に結果が良くなる.
その他,[[基底の並べ方やk点のshiftも影響があるようだ.>wannier90の収束]]

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