#author("2019-08-06T09:51:18+00:00","default:hoge","hoge")
[[wien2wannier:https://wien2wannier.github.io/]]

user guide があまり丁寧ではなく,スピン軌道結合(SOC)がある場合の説明が正しくないように見えるのでメモ.ただし,バージョンによって仕様がかなり異なるようである.ここではv.2.0.0を扱っている.また,常磁性の場合のみを取り上げる.フィッティングするバンドは,スピン自由度を含めて2N枚.

***準備 [#q86fafb4]
-ulimit -s unlimited
--w2wの計算の最後でスタックサイズが巨大になるので,unlimitedにしておかないとsegmentation faultすることがある.~/.bashrcに書いておくのが良いだろう.
-並列化するなら.machinesファイルを用意しておく.以下,並列化を仮定(オプション-p).
-$WIENROOT/SRC_templates/case.win内の変数hr_plotをwrite_hrと書き換えておく(最新版のwannier90の仕様に合わせる).


***実行 [#x852fbb0]
+init_w2w -so
++基底軌道は2N個指定することになる.スピン↑と↓で同じ軌道を採るのが自然であろう.1:s;s 2:p;p ... など.
+x lapw1 -p
+x lapwso -p
+x w2w -so -up -p
+x w2w -so -dn -p
+x wannier90 -so

***spin-polarizedの場合 [#aa2ec79d]
+init_w2w
+x lapw1 -up -p
+x lapw1 -dn -p
+x lapwso -up -p
+x w2w -so -up -p
+x w2w -so -dn -p
+x wannier90 -so


なお,計算で最も重要なパラメーターはk点の数である.
これを大きくすると急速に結果が良くなる.
その他,[[基底の並べ方やk点のshiftも影響があるようだ.>wannier90の収束]]


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